生田緑地マネジメント会議 開催結果(平成28年度)
「生田緑地マネジメント会議」平成28年度第4回運営会議開催結果
平成28年12月6日(火)18時00分から、生田緑地東口ビジターセンター2階多目的スペースにおいて、平成28年度第4回運営会議が開催されました。
会議では、協議事項として、『新規プロジェクトの立ち上げ(おもてなしプロジェクト)』、『生田緑地の自然 の保全・利用方針』、『園路へのポスト表示試行』と、前回に続き『生田緑地のブランド化について』の話し合いが行われました。その後、各種報告等が行われました。
■会議の様子
議事概要
1. 協議事項
○新規プロジェクトの立ち上げについて(おもてなしプロジェクト)
○生田緑地の自然の保全・利用方針について
○園路へのポスト表示試行について
○ブランド化の具体的な取組み検討
(グループミーティング)
2. 報告事項
○みどりのサロン報告○工事のモニタリング報告
○会員及び行政からの報告
3. 連絡事項
○平成28年度全大会日程1.協議事項
①ブランド化の具体的な取組み検討(グループミーティング)
「生田緑地の価値を高めるために取組みたいこと」について、運営会議で議論し、会員の皆さまからの関心が高かった、「①生田緑地の自然や施設の魅力を情報発信する」、「②里山体験の実践や各施設での様々な体験を提供する」、という2つのテーマについて、グループミーティングを行いました。
各グループから次のような意見が出されました。
①生田緑地の自然や施設の魅力の情報発信について
- 写真やドローンを用いた画像や映像を利用することは、世代や人種を問わず、見てすぐに魅力が伝わるため、有効な手段である。
- 色々と巡れるモデルコースを作ること、飲食場所や施設の案内情報の充実や、鉄道を広告媒体として情報発信をしていく。
- 生田緑地にある植物の種を、自然が不足している地域へ提供したりすることも、生田緑地の魅力発信になるのでは。
②里山体験の実践や各施設での様々な体験の提供について
- 田緑地の最大の魅力は「自然」であり、その自然との「触れ合い」を「親子連れ」に体験してもらいたい。
- 地域の子ども達に体験してもらい、育っていってほしいという想いが強い。
- 今の生田緑地は、全体的に自然との触れ合いが、厳しそうなイメージがあるので、保全する場所と利用を促す場所を明確にして、利用できる場所では誰でも自由に自然に触れあえるようにした方がいいのでは。
- 起伏のある生田緑地の丘陵地を、地域に住んでいるおじいちゃん・おばあちゃんが昔話をしながら、子ども達(お孫さんなど)と一緒に歩いてほしい。
- 子ども達が里山や雑木林で遊んでいる中で見つけた昆虫の死骸を、科学館にもっていき、学芸員の方から、その昆虫について教えてもらえるような環境ができれば、学びにつながる。
②新規プロジェクトの立ち上げについて(おもてなしプロジェクト)
プロジェクト会議会長から、立ち上げ経緯と活動内容案に関して、以下の報告がありました。
- 「生田緑地の案内を考えるプロジェクト」は、過去7回実施し、一定の成果が出たと思うので、生田緑地に来た人達をもてなす新プロジェクトを立ち上げたい。
- 取組み内容は、生田緑 地の名物スイーツを検討することや、来た方がどこにいるのか、分かるように入口の名前を検討してみる、というアイディアが挙がっている。
③生田緑地の自然の保全・利用方針について
事務局から、本方針に位置づけがない①戸隠不動跡地、②生田緑地東遊園と川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム、③生田緑地南遊園の各地区を追加した方針案の説明がありました。尚、同方針案をマネジメント会議の案として、市に提言しました。
④園路へのポスト表示試行について
事務局から、地震や大雨災害が起こった時の被害箇所の特定、また日常の枯れ木や蜂の巣などの危険箇所を特定する目的で、本試行を実施予定であ る旨の説明がありました。この件について協議を行ったところ、次のような意見を頂きました。
- 設置ポストには、どこにいるのかが分かるような表示をしてもらいたい。
- 本ポストでつまずかないように、①埋め込み型、②目の高さまで高くして道標を兼ねたものがよい。
2.報告事項
①みどりのサロン報告
事務局から、10月29日に総勢10名で、午前は都立野川公園にて「犬のマナーキャンペーン」及び園内を視察、午後は都立野山北・六道山公園の視察を行ったとの報告がありました。
②工事のモニタリング報告
事務局から、10 月 11 日に明治大学・倉本先生をコーディネーターとし、総勢 15 名で初山地区での工事のモニタリングを実施したとの報告がありました。
また、副会長より、参加することで、生田緑地における工事の内容をイメージしやくなるので、次回以降、ご都合のつく方は是非ご参加ください、とのお声掛けがありました。
③会員及び行政からの報告
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生田緑地の工事の進捗状況
・ みどりの保全整備課より、現在の工事(初山地区第Ⅲ期整備工事、ゴルフ場クラブハウス跡地工事、東生田二丁目の周遊散策路設計など)の進捗報告がありました。また、生田緑地整備事務所から、東口駐車場のバス駐車エリアの舗装補修工事を、2017 年 1 月~3 月に行うとの報告がありました。 -
生田緑地ばら苑における工事(2017 年 3 月 15 日完了予定)
・ 川崎市公園緑地協会より、同ばら苑内の安全対策工事の内容と工期に関する報告がありました。 - 食の祭典:指定管理者より当日の様子と今後の反省点に関して、報告がありました。
- ぐるっとガイドツアー:指定管理者より、専修大学生を中心に実施されたとの報告がありました。
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川崎市を取り 巻く公園情勢
・ 生田緑地整備事務所より、2017 年度は都市公園法の改正、川崎市の緑の基本計画改定作業が始まるため、市として公園のあり方や民間活力導入の検討について、議論を深めていくとの報告がありました。
■今後のスケジュール
○第5回運営会議・平成29年2月15日(水)18時~20時、東口ビジターセンター2階で開催致します。
○全大会
・平成29年3月17日(金)18時~20時、宙と緑の科学館2階学習室で開催致します。