生田緑地について
生田緑地ってどんなところ?
生田緑地は、昭和16(1941)年に都市計画決定された都市計画緑地であり、首都圏を代表する緑豊かな自然環境を有しています。生田緑地には、クヌギ・コナラを中心とした雑木林や、谷戸部の湿地、湧水等の貴重な自然資源が残されており、かつての里山環境や、周辺の農地、樹林等と一体となった美しい風景が今に引き継がれています。特に、中央地区には、ゲンジボタルやホトケドジョウ等、市内でも限られた地域にしか見られない貴重な生物が生息しています。
春には枡形山のサクラ、初夏にはハナショウブ、秋には美しい紅葉等、四季折々の自然を感じることができます。その自然を背景に、岡本太郎美術館、日本民家園、伝統工芸館、かわさき宙(そら)と緑の科学館、藤子・F・不二雄ミュージアム、春と秋に開苑するばら苑等の施設があり、さまざまな楽しみ方ができる場となっています。


生田緑地の将来像とは?
★★★生田緑地ビジョン★★★
川崎市では、生田緑地の整備について、平成23(2011)年3月に策定した「生田緑地ビジョン」に基づく基本理念『豊かな自然・文化・人・まちが共に息づき緑がつなげる持続可能な生田緑地の実現』に向けて取組を進めてきました。
ビジョン策定後に顕在化した生物多様性の危機や社会情勢、状況の変化による現状・課題解決に向けて、生物多様性を未来に引き継ぐなど8つの視点を踏まえ、施策の基本方向を整理し、5つの生田緑地の資源ごとに市民の想いを踏まえた将来像を盛り込んだ「生田緑地ビジョン」を令和6年5月に改定しました。→川崎市ホームページ「生田緑地ビジョン策定のページ」

生田緑地を市民の財産として継承するために
★★★生田緑地の自然の保全・利用方針の策定★★★
生田緑地のエリアごとの特性に応じた自然の保全及び利用の大きな方向性を定めるものとして「生田緑地の自然の保全・利用方針」を平成25年8月に定めています。誰もが共有できる保全と利用の在り方を示すことによって、生田緑地ビジョンに基づく「保全と利用の調整」を図り、両者が好循環することによって、生田緑地の豊かな自然・文化・人を次世代に継承し、市民の財産として持続可能なものとしていくことを目指しています。 
生田緑地の生態系を保全・育成するために
★★★生田緑地植生管理計画の策定★★★
生田緑地では、平成25年に策定された「生田緑地の自然の保全・利用方針」を踏まえて、植生を含む生態系の保全・育成を行うための具体的な管理計画である「生田緑地植生管理計画」を平成26年8月に定めています。 植生管理計画は、平成9年に植生管理計画の概念が導入され、その後、「生田緑地植生管理計画」として、市民協働により、植生管理協議会において策定され、計画区域の拡大と見直し等を行いながら運用されてきたものです。現在は、自然環境保全管理会議において「生田緑地の生きものや環境を未来に引き継ぐためにはどうしたらよいか」という視点のもと、本計画を生田緑地全体に広げるための取組を進めています。
生田緑地憲章について
生田緑地憲章とは、市域最大の緑地である生田緑地の自然を保全し、次世代に引き継ぐには一定の
ルールが必要であることから、市民と行政の協働により平成19(2007)年3月に制定したものです。
「生田緑地憲章」と「ご利用のルール」原文版・ひらがな版(PDF形式・2396KB)
いくたりょくちヒーローについて(PDF形式・469KB)
生田緑地憲章
私たちは、生田緑地の自然や歴史文化を大切にし、さらに楽しく気持ちよく 利用できるよう協働により、生田緑地の良好な管理に努めます。 私たちは、生田緑地の自然のいとなみを守るため、生き物を持ち出したり、 他の地域の生き物を持ち込んだりしないようにします。
私たちは、生田緑地の自然や歴史文化を大切にし、さらに楽しく気持ちよく 利用できるよう協働により、生田緑地の良好な管理に努めます。 私たちは、生田緑地の自然のいとなみを守るため、生き物を持ち出したり、 他の地域の生き物を持ち込んだりしないようにします。
生田緑地 ご利用のルール
「生田緑地ご利用のルール」は、憲章の考え方に基づき、具体的な内容を示したものです。
園路からそれて歩かない

動植物を持ち帰らない

外から動植物を持ち込まない

野生動物に餌を与えない

土の採取はしない

他の人に迷惑となる遊びはしない

テント・タープの使用は原則禁止

禁煙火気厳禁

ペットの糞は持ち帰る

ペットにはリードをつける

ゴミは持ち帰る

園内では自転車を降りる


フォトギャラリー
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